酷道417号線『冠山峠』に行ってきました。

どうも織田です。知らない道はとりあえず行ってみたくなる怖いもの知らずとは僕のことです。

 

先日、岐阜県可児市から福井県鯖江市に走る予定があり、その際に走ったえげつない酷道のお話をしようと思います。 

 

普通、岐阜県から福井県に行く場合に一般的に頭で考えるルートは2種類しかありません。

R21,R8を使うルートと、オプションでR365を使う裏道的なルートの2種類がオーソドックスかと思います。

当初、僕はR21-R8-R365で福井県に抜けるルートを考えていたのですが、Google先生に尋ねてみたら別のルートのが早いよと教えて頂きました。


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こちらです。下のルートが僕が予想していたルートでした。

僕は知らない道は行ってみたくなる人間でして、さらに見た感じヘアピンのある峠道だったので面白そう!!!とチャレンジ。これが地獄の始まりだとはこの時は思いもしませんでした....。

 

R417は大垣から池田町の方へ抜けることが出来る裏道的な場所なんですが、酷道と名高い危険な箇所です。

落石が多く、洗い越しも多い整備の行き届いていない場所で、カーブミラーのないブラインドカーブの続く急勾配な峠です。


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https://twitter.com/tqkumibass/status/1140415377324695552?s=19

道幅も狭く離合困難で、ガードレールもありません。「落ちたら死ぬ」と言った感じです。路肩は舗装されてなく寄りすぎると崩れて真っ逆さま...。

たしかに、幹線道路を通るより圧倒的に早いのだと思います。しかし、それは天気がいい時に限ってです。

当日の天気は雨。湿度も高く、僕らが冠山峠頂上に差しかかる頃には濃霧と大雨で、視界が悪く対向車が来たら危ない状況。回避するスペースも無ければ急ブレーキなんてしようものならリアが滑って真っ逆さま...。

 

死を覚悟しました。なんせ雨です。

R417冠山峠の近くにR157温見峠という酷道があります。

こちらは日本でいちばん過酷な酷道だと言われており、「落ちたら死ぬ!!!」と看板が立っている程に危険な場所です。

こちらはH30の大雨で大規模な土砂崩れが発生し、その影響で開通未定の全面通行止めになっています。

同時に、R417も土砂崩れや落石がしやすい場所で、そんな道をこんな天気の時に走るのはまさに自殺行為。今思えば正気の沙汰ではありません。


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一応、観光スポットとしても知られているらしいですが運転に自信がなければ来るべきではないでしょう、、、。

レンタカーで彼女を連れた男が無茶苦茶飛ばしてましたが度胸ありすぎです。

 

ただ、これは怖かったとかではなくビックリしたことで、アクアの燃費性能です。

見通しが悪く、ブレーキングポイントも多く加速できない為に、アクアの燃費が凄いことになりました。

ブレーキをかける度に充電し、アクセルも強く踏めないので充電しては解放の繰り返し。エンジンを回さずにモーターだけで走り続ける。つまり、ガソリンを殆ど消費しなかったんです。

https://twitter.com/tqkumibass/status/1140090486956277760?s=19

99.9km/lってどういうことだ!?!?って思いました。

エアコンかけて4人乗車で22km/lとか平気で出るんでハイブリッドってすごいですね。

僕のn-wgnなら16km/lくらいになりますよ。

 

そんなこんなで、僕の初めてのガチな峠/酷道ドライブは終了しました。

走ったことのある峠なんてR365の栃木峠くらいなものです。連続ヘアピンとかならまだしも、今回のは地獄すぎる、、。

延々と止まることのできない場所での繊細な加減速。終盤は足がつりそうで、プルプルしてました。

たくみに運転交代も考えたんですけど、なんせ免許取って2ヶ月3ヶ月。とてもじゃないけどハンドル握らせれませんし、本人も嫌がりました。

 

二度と417は走らないと誓った一日でした。もうやだ。こんなの。はやくトンネル開通して。