人生最大の危機

今週のお題「人生最大の危機」

 

人生最大の危機。そんなのあっただろうか。わりかしノリと気分で生きてるので、気にしたことがない織田です。

 

ところで、最大の危機ってなんでしょうね。危機って。色々ありますよ。皆さんどんな危機が浮かびますか?

僕は危機ってだけで山ほど浮かびます。

交通事故だの、船から落ちただの、重機から転落しただの、命に関わる危機だったり

女の子に振られてうずくまってたり、無職だったり、精神的な危機だったり。

僕自身、あんまりへこたれないし何より全部「なんとかなる!」で乗り越えてきてる人間なのと、漠然と「俺は大丈夫」みたいな変な自身があります。

なんとなく「あぁ、俺泳げねえけど海落ちたァ。ま!多分生きて帰れるやろ!」とか

「振られたぜ...悲しいぜ.....ま、いっか!!!!」とか。

なんか大体凹んでも3日もすれば元気になります。それが僕です。鬱とか縁遠い存在です。

 

が、1度だけ完全に精神をやられたことがあります。

それは去年の5月頃の事です。

僕は最果テが解散した18年3月まで建設業者に勤めていましたが、ある爺さんに勧められて独立開業してコトブキワークスという個人事業主になりました。いわゆる、一人親方ってやつですね。

元請にそのじいさんがいて、仕事に困ることはなく1人で仕事をしてたんです。社会人ではなく、一人親方。ロマンを感じましたね!気持ちいぃ!なんかすごくなった気分!俺偉い!

ですが、そう長くは続かなかったんです。

 

どんな理不尽でも割と流しちゃう僕ですが、この時は耐えれませんでした。

元々現場監督だった僕は、危険で無茶な作業は許せなかったのもあってよく「こんなのはダメだ」と刃向かっていました。そりゃそうです。自分が危険な作業をするのに、正当なやり方じゃないのは恐ろしいですからね!

 

2ヶ月くらいたった頃、僕がついに限界が来て胃がやられたんです。初めてのことでした。

ついでにそれが原因で大喧嘩になって、取っ組みにあいになったんですが、会社じゃないんですこれは。会社じゃ。

 

会社は社員に給料を払う義務があります。

ですが、僕のような個人事業主は元請けにあたるおじい様から契約金を頂いて、その対価として仕事を提供するんです。逆らえないんです。

 

だって、そうなれば仕事が無くなるから。お金が無くなるから。

 

僕はそこを見誤ったんです。結果的に元請のじいさんから切られて、会社だと給料と呼ぶ仕事の対価をじいさんから受け取れないという事態になったんです。そしてこれは会社員じゃないこともあって労基も関われない問題。

 

お金が無いですし、借りてた家は引き払っておばあちゃん家に泣きつくしかないという。ごめんね。ばあちゃん。

住所を持ってない、職もない。住所不定無職とはこのこと。ホームレスと変わらない。

その後、期間工をして衣食住を一時的に立ち治すことで生活/仕事/貯金をし、それを元手に今、トラックドライバーをしているのが僕です。

 

この、ホームレス前後の2週間ほど。ここが僕にとって人生最大の危機だったと思います。

今、綺麗な部屋で友達に囲まれて、仕事をがんばってギターを弾けている。ご飯がちゃんと食べれている。これは奇跡なんじゃないか?と。そのくらい、あの時期の僕は絶望していたんだなと思います。

 

よく、大人びてる、老けてる、同年代よりしっかりした考えを持ってると言われますが、多分これがひとつのファクターになっていると思います。しっかりはしてません。しっかりしてたら失敗してない。

 

同年代より、色んな経験を出来てる自覚はありますし、それを一つ一つ乗り越えてきた俺に怖いものなんてないので、タピオカを食べて週明けの物量パンデミックを乗り越えて見せようと思います。

 

こういった変な自信があるからいつも失敗するんだろうな。